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法政大学/学生運動/斎藤いくま公式ブログ
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労働者が資本家にとって代わる時代だ



 この間連日呼びかけてきた11・7全国労働者集会は、新自由主義と対決し、資本主義に止めをさす5900の国際的団結を勝ち取った。その闘いを引き継ぎ、文連・斎藤委員長を先頭に訪韓してのG20粉砕闘争、そして横浜APEC粉砕闘争と「労働者が資本家にとって代わるぞ!」という意思を叩きつけた。
 大恐慌をもたらした資本家連中は、労働者・学生に大失業と戦争をもたらし延命しようとしている。G20やAPECで各国の首脳は、何ら展望を示すことなく、米欧日中をはじめ経済圏をめぐりせめぎあい、経済ブロックのヘゲモニー争いに終始した。とりわけ危機にのたうつ菅政権は、自民党以上に戦争政策を推し進めている。年内策定の「防衛計画の大綱」にむけて民主党は「武器輸出禁止3原則の緩和」や「南西海域の防衛強化」を打ち出している。経済的敗勢を軍事的に突破する目論見以外の何ものでもない。
 さらに、労働者の味方面をしながらも資本主義の下でモノ・カネに依拠してきた既成の指導部は、「闘っても勝てない」「闘ってもしょうがない」と絶望をあおるだけではなく、今や資本家と一緒になって「国益を守れ。企業を守れ」の大合唱だ。その先にあるのは挙国一致の体制翼賛だ。
 堰を切って既成指導部の屈服が始まったのは、今年4月9日に行われた国鉄1047名解雇撤回闘争の政労和解だ。これで24年にわたる解雇撤回闘争に幕が引かれるだけでなく、「闘っても無駄だ」として総屈服が始まったのだ。
 今年の自主法政祭において暴力ガードマンとヤクザ部隊が学祭の「警備」にあたり、文化連盟は排除された。これにお墨付きを与えているのが学祭実の執行部だ。学生センターの言いなりになるだけでなく、率先して当局管理を受け入れる「自主」を訴えるまでに成り下がった。
 また、田母神らファシスト勢力の跋扈もこの中で起きている。「日の丸掲げて自由と人権」を掲げ、青年・学生を戦争へ組織するというおよそ荒唐無稽なことがまかり通るのも、戦争や首切りに反対するポーズをとってきた連中が、大恐慌の深まりのなかで転向をはじめているからだ。
 11・7労働者集会は、こうした情勢のなかで、唯一戦争に反対し、首切り・民営化・労組破壊に抗する勢力として登場した。労働者・学生が生きる道はここにこそあるのだ。


資本・当局と非和解で闘ってこそ展望がつかめる

 11・7がそうした展望を持つのは、動労千葉、関西生コン労組、そして法大闘争がその中軸に座っているからだ。「労働者の団結が社会を変え、歴史を動かす力だ」「キャンパスの主人公は学生だ」ということを示す、当たり前だが、最も困難な闘いを貫き、「4・9和解」と既成勢力の屈服を打ち破って勝利してきているからだ。
 法大闘争は、06年3月以来の「教育の民営化」=自治破壊・団結解体に対して、118人の逮捕と33人の起訴を乗り越え、文化連盟が屹立している。さらに、反戦闘争に立ち上がるなかで、政治をとり戻し、学生の持つ可能性を押し広げてきた。そして、どんなに弾圧されようとも引っこ抜けないような根を張った不抜の団結をつくってきている。
 関西生コン労組は、4ヶ月を越すストライキで関西一円の建設現場をストップさせ、ついには巨大ゼネコンにぎゃふんと言わせる勝利を勝ち取ってきた。労働組合が腹をすえて闘ったときに、どんなに巨大に見える壁もぶち破れることが示された。
 そして動労千葉だ。新自由主義の先駆けとしてあった国鉄の分割・民営化にストライキで闘い団結を守り抜いた。そしてここ10年にわたり業務外注化を阻んできた。今春にはJR東全体の外注化攻撃を5波にわたるストでぶっ飛ばした。
 資本・当局と非和解で闘えるのは、労働者の団結への無限の信頼があるからだ。そして「世の中を動かしているのは俺たちだ」と資本や当局、ダラ幹にとって代わろうという情熱だ。そうした闘いで培った団結が、大恐慌のこの時代に光り輝き、労働者階級と学生にとって唯一の展望を指し示しえているのだ。


倉岡さんへの新たな処分を阻止し、学生は今こそ勝利しよう!

 この11月、労働者集会―韓国G20粉砕―横浜APEC粉砕を闘い、いよいよ労働者が社会の主人公になる時代の突破口がこじ開けられた。門前で「学生に未来があるといってくれるのは文連だけだ」という声があった。そうだ。けれども、文連の力は、3万法大生の団結の持つ可能性を示しているのだ。文連が掲げる「一人の仲間も見捨てない」とは、学生がともに学び、闘い、生きる、未来を切り開くスローガンだ。学生を貶めることで延命を図る社会に未来はない。3万法大生は今こそ文連の旗のもとに団結し、処分撤回を勝ち取り、法大の主人公になろう。
 これは、12月ダイヤ改正から来春の外注化決戦で労働組合をよみがえらせる大決戦に挑む動労千葉の闘いや沖縄新基地建設を阻む決戦と一体だ。今月28日に沖縄県知事選の投開票が行われる。仲井真になろうと伊波になろうと、労働者階級のとるべき道はそこにはない。ブル新ですら「選挙でどちらになろうと、基地建設はその後が正念場」といっている始末だ。労働者・学生は職場・キャンパスで団結を固め「安保粉砕・基地撤去」の闘いを本土・沖縄を貫き開始しよう。
 法大ではこの11-12月、文連・倉岡さんへの新たな処分を許すか否かが大決戦だ。倉岡さんは今年3月、09年4月に処分撤回の1000人集会を呼びかけたことを理由に停学1年の不当処分を下された。当時の学部長が「やりたくてやっているんじゃない。上から言われたから仕方がない」といっているようなでたらめな処分だ。処分明けの追加処分を法大当局は狙っている。絶対に許すな! 倉岡さんをキャンパスに取り戻せ! ここに法大生が未来を切り開くいっさいの可能性が詰まっている。処分許さない署名とメッセージにぜひご協力を!
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