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法政大学/学生運動/斎藤いくま公式ブログ
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 いよいよ選挙がせまってきました。今回の選挙は安倍政権が就任以来おこなってきた「戦争と貧困」を強制する政治の在り方に対してNOをつきつける一大決戦です。
 安倍政権成立以来、特定秘密保護法、テロ資金凍結法、派遣法改悪、戦争法施行、そしていま狙っているのは労働基準法の改悪、憲法の改悪です。まさに「戦争と貧困」を強制する政治。それが安倍政権だった。
 しかし一方で安倍政権の歴史が示したことは、安倍政権を支えているのは自民党だけじゃない。民主党・維新、共産党・社民。あらゆる既成野党がすべて安倍の補完勢力だった。このことがはっきりしたと思います。
 先ほど述べたすべての政策において、これまでリベラルを語る勢力が、ただの一度も絶対反対を貫くことはできませんでした。
 いま安倍政権が掲げている改憲や労働基準法の改悪にしたって、野党共闘が言っていることはなんですか。「立憲主義まもろう」なんてお茶をにごして、労働基準法の改悪にストライキひとつうたず、連合も全労連も対案や修正案に終始しています。
  みなさん。安倍政権を倒す必要がある。しかし野党共闘が言っているような「よりまし論」で本当に安倍政治に断を下せますか。あらゆる世論調査が示しているのは、結局「よりまし論」が安倍を延命させてきたということです。
 小選挙区制のからくり。野党の度し難い腐敗。安倍政権を積極的に支持している人間なんてほとんどいません。しかし政権の座についている。野党のしょうもなさが安倍を延命させているんだと思います。
 実際に国会の中に野党と呼べる人間がいますか。一番ひどいのが民進党です。彼らの綱領には、改憲と日米安保の強化を掲げています。そしてこの間の消費増税をめぐる論議でもそうです。安倍はアベノミクスの失敗を消費増税の延期ということでとうとう自白しました。しかしこれに対して民進党の姿勢は何ですか。やれ引き延ばしにすべきだと言ったかと思えば、次の瞬間には「引き延ばしは無責任だ」と言ったり。もともとは民主党時代に党議拘束までかけて来年の増税を決定したのに、ペテン的な安倍批判のために人民の生死がかかった消費増税の問題を二転三転して弄ぶ。とんでもない話じゃないですか。
 安倍も民進党も言っていることは同じです。「消費増税は必要」「消費増税がないと社会保障を切り捨てざるをえない」みなさん。全くの嘘っぱちですよこんなのは。
 そもそも、仮に財源が足りなかろうが、消費増税なんていう税制はただちに廃止すべきです。社会保障は当たり前の責務です。いま日本は戦後最大の防衛予算を計上しています。財源が足りないなんて言ってますが、防衛費をなくす。皇室予算なんてゼロにする。いくらでも捻出の方法はあるわけです。しかしそれを、民進党も安倍も、わざわざ「増税しなかったら日本が危ない」なんて持ってこうとしている。とんでもない話です。
 じゃあ共産党はどうですか。8%になるときは口先だけ反対と言っていたにも関わらず、いまや8%据え置きだと言っています。
  社民党はどうですか。「5%に戻すべきだ」と言っている。そういう問題じゃないですよね。消費税は全廃以外あり得ません。しかし消費税をめぐる議論だけ見ても、国会に野党がないことはよくわかります。
 また、先日釣魚台に中国の船が入ってくるということがありました。これを受けて共産党はただちに弾劾の声明を出しています。みなさん。「戦争反対の党」「天皇制反対の党」「日米安保反対の党」こんなことを言っていた共産党がいまはどうですか。民進党との野党共闘を進めていくなかで、ついに今年は戦後初めて国会の開会式に共産党の議員が出席し、天皇に頭を垂れました。また、「日米安保を認める」「自衛隊を認める」こう繰り返し言っています。
 毎月、19日に行われている戦争法反対の集会で、民進党と共産党が言ったことは何ですか。民進党は「我こそは真の保守だ」、共産党は「私たちの新綱領が受け入れられていない。共産党は日米安保に反対してない。天皇制に反対していない。自衛隊も容認している」いったい何なんですかこれは。結局、どいつもこいつも安倍政権に対する大同団結を大義名分にして、次々と安倍政権に迎合し、「戦争と貧困」の政治を延命させようとしている。これが今の政治状況だと思います。
 だからこそ私たち全学連と文化連盟は、総翼賛と化した国会を何としても、絶対反対の労働者・学生の思いを議会にたたきつけるべく鈴木たつお候補を応援しています。
 私たちの主張は明快です。「ゼネラルストライキで安倍政権を倒そう」「職場・キャンパスからストライキに立ち上がろう」「労働運動・学生運動の力で安倍政権を倒そう」これが私たちの訴えです。鈴木たつお候補を国会に送り出せば、何かすべて未来がばら色になるなんて主張しているわけではありません。この7月選挙戦を通して、労働運動・学生運動を爆発させ、鈴木たつお候補を先頭に新しい労働者の政党をつくっていこう。
 みなさん。今や共産党は「私たちは国民の党だ」なんて言ってます。しかし本当に必要なのは99%の労働者・人民の側に立った党ではないでしょうか。舛添や甘利、安倍のすさまじい金権腐敗。あんな連中と私たち労働者・学生の間に果たして共通する利害が1ミクロンでもあるんですか。私たちは、安倍・舛添・甘利を倒すだけじゃなく、こういう連中が結局、選挙の時だけいいことを言って、私たちを裏切っていく。自民党は「TPP反対、ぶれない」こういうことを言って政権の座についたわけです。しかし政権の座についたとたん、経団連のいいなりになって、経済界の利益しか鑑みない。これがいまの自民党を含めたブルジョア政党のありかたじゃないでしょうか。
 私たちは選挙の時だけいいことを言う。もしくは選挙の時だけ私たちが政治にかかわる。こういうあり方そのものを変革していかないといけないと思っています。
 結局、私たちが職場・キャンパスで使いつぶされ、政治について考える余裕もない。ストライキひとつできない。こういう状況が今の世の中を変質させたのだと思います。
 フランスや韓国、世界中で労働者・学生がデモやストライキに立ち上がっています。フランスでは、社会党連立政権が労働法の改悪を強行しました。日本共産党が言っている国民連合政府だって全く同じです。安倍政権、ありとあらゆる既成の野党の裏切りに対して、まったく新しい労働者の政党をともにつくりましょう。
 みなさん。鈴木たつお候補をぜひよろしくお願いします。
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