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法政大学/学生運動/斎藤いくま公式ブログ
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 10日に行われた自主法政祭の全学説明会には、511教室をいっぱいにする参加団体代表者が集まった。単位のためでもなく、評価のためでもなく、ともに自主学祭を成功させようと集まった私たち学生の自主活動に、祭にかける思いは、ものすごい力を持っていることを、出席者は例外なく自覚した。キャンパスの主人公は、ほかならぬ学生だということだ!

「自主学祭」を根本から踏みにじる「施設管理権」

 なにより重大なことは、今回の全学説明会において、「学友会役員会の決定」として、「施設管理権の明確化について」なる提起が学祭実より「決定事項」としてなされたことだ。
 すなわち、「学生間での議論・手続きにかかわらず、大学当局が直前に企画を不許可にできる」という内容だ。自主法政祭の根幹を破壊するものであり、こんな「決定」を鵜呑みにしていては学祭の成功・発展など決してありえない。怒りの声を集中しよう!
 全学説明会の文書には以下のような文言が並んでいる。
「『法政大学』という施設を運営・管理しているのは『法政大学』」
「実行委は自主の理念の上で、施設の管理権を大学から借りているだけにすぎない」
「『自主』学祭でも…例年大学の許容する範囲で学祭を運営」
「私たちの掲げる『自主』は『自由を獲得する道』ではない」
「全参加団体に『施設の最終管理権は大学にある』ということを認知していただく」
「大学側が実行委と同じように学祭に参加する団体を全て把握し、施設の利用許可の是非を判断」……。
 読むだけで、なんだか卑屈な気分になってくるではないか。われわれが成功させたいと思っている「自主法政祭」とは、こんなにスケールの小さい「祭」だったのか。拘置所の四方壁に囲まれた狭い運動場を思い起こすような、そんな「自主法政祭」だったのか? 祭が無限の力を秘めていることをみんなが感じていたのではなかったのか?

当局の腹ひとつで企画を中止に

 これまで「祭」の現場では実際に何が行われてきたのか。
 06年3・14弾圧直後の新歓祭で、「3・14法大弾圧を許さない法大生の会」と「社会科学研究会」の企画が、当日朝になって突然教室に施錠され、立入禁止のテープがぐるぐる巻きにされた。実行委の抗議に対しても「大学の教室で大学を批判する企画を行わせるわけにはいかない」と言い放ち、以後新歓祭や自主法政祭においては、ことごとく「企画禁止」措置が強行されてきた。
 法大当局は、これらを全面的に居直り、「制度化」して、対象を次々と拡大しようとしている。理由など示そうが示さまいが、「施設管理上の理由」と言いさえすればいくらでも一方的に学祭の企画を中止させられるのだ。
 「次はうちのサークルに弾圧がくるのではないか」という危機感が広がっている。法大当局が無制限に企画に介入することを可能にし、自主法政祭を成功させようと学生が行う全ての準備過程を、一片の「通告」で全否定することなど、絶対に許すことはできない。
 文書はいみじくも「全参加団体に『施設の最終管理権は大学にある』ということを認知していただく」と述べている。全参加者の喉元に「大学の意図を汲め! 従え! 逆らったら企画中止だ!」という恫喝を突きつけるということだ。  これは、自主法政祭の根幹に関わる問題だ。「手続き等は例年通り」などといえる問題ではない。「祭」の内実が180度くつがえされるのだ。
 法大当局の介入許さず、全参加団体の企画を実現しよう!
 公然と「営業権」を振りかざし、大学の研究さえも金儲けの手段とするのみならず、学祭までも思い通りにして「オープンキャンパス」や「首都圏フェア」のようにしてしまいたい、というのが法大当局の本音だ。
 こんなものは、自主法政祭とはいっさい相容れない! 「施設管理権」? そんなもの知るか! 法大当局よ、この大学を、学祭を、誰が動かしているのか、思い知れ!
 
飲酒規制許すな!

 今年度の自主法政祭では、「飲酒時間は12時から19時まで」「酒類持ち込みは全面禁止」という「ルール」が打ち出されている。全面禁酒に道を開こうとするものだ。他大学の例をみても、「飲酒規制」と学祭への全面的な介入は一体の問題だ。規制・介入はね返してこれまで以上に活発な交流を発展させよう。
 「事故が起きる」「他大学も酒は禁止だ」というのはおよそ規制の理由にならない。「飲まない」「持ち込まない」ことは、決して問題の解決ではない。議論しあい、解決の方法を探ることもまた、自主活動の重要な一環だからだ。
 だいたい、たとえば春に外濠公園で行われる花見に対して「泥酔者が出る」などと言って「酒禁止」などということがありえるだろうか? あるいは千代田区が「花見は禁酒」などとやるだろうか? ありえない。この一点だけ見ても、「飲酒規制」はナンセンスだ!

洞口さんらへの処分阻止! 文連の学友を奪還するぞ!

 今回「施設管理権の明確化」を決めたという「学友会役員会」は、一昨年度末、全学生からなる学友会の構成団体として、当局を排して唯一議決権を持っていた文連・二文連・学団連などのサークル本部団体を非公認化した上に、教職員を会員に加え、招集権を与えるなどして、当局の意向を忠実に反映させることをねらったものだ。本来の学友会とは名前こそ似ているが、全くの別物だ。このとき、会則にあった「加盟団体の独立性と自主性を尊重」「学生委員は自主的運営の中枢」の文言はまるごと削除され、あらたに「法政大学の発展に寄与しなければならない」と付け加えられた。3・14弾圧→学友会解体→文連弾圧と行われてきた法大当局の攻撃は、「自主」をとことんまで否定し、ついに自主法政祭を全面的に解体しようというところまで行き着いたのだ。
 文連委員長・斎藤君らは、学友会解体に突き進む法大当局が非公認化を振りかざして「文連解散」を迫るなか、法大の自由なサークル活動の発展をかけて執行部を担い、行動してきた。文字通り学生自治を体現してきた彼らが今、法大当局の憎しみを一身に受けて、逮捕・勾留されている。
 一方、キャンパスでは、文連のZ君に停学処分が発動され、さらに洞口さんや久木野君に対して新たな処分がねらわれている。
 文連への逮捕・処分と、自主法政祭への規制・介入は一体だ。文連が逮捕されていて、「自由な学祭」などありえない! 獄中の斎藤君らを取り戻し、処分を阻止する声は、自主法政祭の成功をかちとる力そのものだ。
 「暴処法弾圧抗議・8学生奪還全国声明運動」をドンドン広げよう。法大で1000の賛同署名を実現しよう!
 17日経済学部教授会での洞口さんへの新たな処分を阻止するぞ!
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