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法政大学/学生運動/斎藤いくま公式ブログ
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 どうもみなさん、お疲れ様です。学生のみなさん、本日は一日の行動ありがとうございます。そして労働者・市民のみなさん、共に行動を打ち抜けることを本当にうれしく思います。

 本日、10月21日は71年前には明治神宮外苑前から10万人を超える学生が、学徒出陣でふざけた戦争に送り込まれた本当に許せない、悲しい日です。しかし今から48年前の今日は、全世界に希望を示した日です。ベトナム戦争に反対し、労働組合を中心にして、210万人がゼネラルストライキに突入し、それが全世界に広がって広がって、アメリカの学生は徴兵カードを焼き捨て、沖縄の基地の労働者は基地の中からのストライキで空爆を阻止し、それがベトナムの民衆を勇気づけて、「世界最強」といわれた米軍を戦争遂行不可能に追い込み、ベトナム戦争を止めた。そういう日が本日、10月21日です。私たちは、歴史の転換点にきているこの時代に、こういう行動を学生と労働者が共に打ち抜くことができる、ここに本当に大きな意味があると思います。

 今、アメリカは、イラク・シリアへの侵略戦争を本格的に開始しました。集団的自衛権を掲げて、「イラクから要請があった」といって40カ国の「有志連合」でもって、イラク・シリアへの空爆を繰り返しています。みなさん、私たちは歴史の教科書で「国連があるから戦争が二度と大戦争は起きない」、こういうふうに教えられてきました。でも今、40カ国の「有志連合」は「自衛権」を語れば、世界の他の国々に空爆してもいい、こんなことが現に目の前でやられているじゃないですか! こんなことを許していいんでしょうか! そもそも、あの「イスラム国」という国を生み出したのも、今空爆をしている40カ国の「有志連合」の側です。「イスラム国」に武器を渡したのはアメリカです。イラクに戦争を行い、油田の権益を奪い、シーア派を徹底的に優遇する一方でスンニ派には油田の開発権をすべて禁止してきた。こういう形で、経済的に宗派対立を煽ってきたのはアメリカの側です。その結果、中東支配が破産して、武器がアメリカに向けられた。今起きてることはたったそれだけのことです。これに対して空爆を行う、これが「自衛」なんですか!ただの侵略に決まってるじゃないですか!

 そしてこの戦争に安倍政権が「有志連合」の一角として参戦する、こういうことを言っています。少し前、イスラエルがパレスチナに空爆を行ったとき、日本の三菱重工がアメリカのレイセオン社という軍需会社を経由して、ミサイル部品を売りつけ、それがパレスチナの空爆に使われたといわれています。これからますます同じことが進もうとしていると思います。「日米安保ガイドライン」の改定をもって、安倍政権は平常時も、そして緊急時も「自衛権」を主張すれば、「地球の裏側」まで自衛隊を派遣することができる「シームレス(切れ目のない)な日米安保体制」をつくると言っています。憲法9条に示された内容は、これをもって完全になくなろうとしている。私たちは、先輩たちから受け継いだ日本の歴史を守り抜くためにも絶対にこんなことを許すわけにはいかない。そのためには私たち自身の行動で絶対に粉砕しなくちゃいけない。そう思います。

 その最大の焦点は私たちの日常の現場です。労働者であれば職場であり、学生であれば自分たちのキャンパスです。今、学徒出陣は「経済的徴兵制」という形で行われようとしています。「奨学金を返済できなくなった学生は、待っていてもいい就職はできないから、自衛隊に二年間インターンシップにいけ。防衛省はやってもいいといっている」、こういうことを日本学生支援機構、つまり奨学金を貸している当の組織の政策企画委員が文科省の会議で言っているわけです。「カネが払えないなら、お前の命で払え」と、学生に対してこの国は言っている。私たちはこんな国のために死んではならないし、そのようなことを大学が迫るのであれば、今の大学の体制そのものをぶっ潰さなければいけない。生きるために、声をあげるために、私たち自身の行動でひっくり返さなくちゃいけない。外へ向かっての戦争と内へ向かっての貧困は、「経済的徴兵制」によく示されるように、完全に一つの問題として表れています。戦争と貧困は一つの問題としてつながっています。国鉄分割・民営化以来、労働者に対して徹底的な賃下げ、外注化・非正規職化、労働条件が切り下げられるのと一体で、大学においては学費は上がり続け、学生は貧困に落しこめられてきました。そして、まさしく法政大学のあり方によく表れているように、大学の中では学生自治が破壊され、自由にビラをまくこと一つできなくなってきた。労働者が叩き込まれてきた現実と、私たち学生が叩き込まれてきた現実、それは結局一つの問題で、私たちを戦争に動員するために、数十年にわたって続けられてきた政策の結果だということです。

 だから今必要なことは、私たちが自分たちの現場から闘う力を甦らせなくちゃいけない。学生は学生自治会を再建に、徹底的に挑戦します。闘う労働運動と連帯して、11月2日の労働者総決起集会を成功させ、学生自治会と労働組合、この二つの力で社会を取り戻すための闘いを! 団結して行動していくための力を、共に取り戻していきましょう! 12月6日の国会デモにもう一度全学連は立ちます。今日の行動を持ち帰って、自分たちのキャンパスからもっともっと多くの学生を組織し、学生自治会を甦らせ、安倍政権を打倒する。この闘いに挑戦したいと思います。
 さきほどから言われているように、もはや安倍政権はグラグラです。まともに政治をやることすらできない。その程度の閣僚しか彼にはもういない。これは今の日本帝国主義のまぎれもない真実の姿です。私たちの行動で、必ず倒すことはできます! 本日のデモを力強く打ち抜いて、共に今日の10・21国際反戦デーを世界に轟く闘いにしていきましょう!そして全世界の反戦運動と共に、戦争を本当にとめる行動を、歴史を変える闘いを共につくりだしていきましょう! ありがとうございました。
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