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法政大学/学生運動/斎藤いくま公式ブログ
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1月10日、法大「暴処法」裁判控訴審の第8回公判が行われました(裁判長・井上弘通)。被告人は新井拓、内海佑一、織田陽介、恩田亮、増井真琴の5人。
 この日は都知事選に立候補する鈴木達夫弁護団長を先頭にした弁護団の最終弁論と被告団の最終意見陳述が読み上げられ、裁判の結審が行われました。

 裁判冒頭、被告人の織田陽介君から異議が出されました。結審強行や警備法廷をはじめとした井上裁判長による不当な訴訟指揮を弾劾し、その上で「猪瀬都知事体制の崩壊をうけた東京都知事選挙を前に、あらゆる人がその政治的立場を問われつつある。新自由主義という、いわば資本主義体制そのものの危機の煮詰まりとして、医療はじめあらゆる産別の民営化利権やオリンピック利権をめぐる自民党はじめ腐敗した政治党派の分裂と対立。そしてその構造の、日本共産党による『オリンピックは平和の式典』なる美化。『500万の無党派層』をかかえる1000万有権者の東京を前に、あらゆる政治党派がその検証から逃亡し、主張の展開もしない。この統治の崩壊に対して、極右的統治を求めて田母神・石原が名乗りを上げた。労働者・市民はその構造を根本から拒否するために今立ち上がり声を上げようとしている。」と訴え、都知事選決戦への総決起が呼びかけられました。

 弁護団による最終弁論は42ページ(約4万字)にわたる膨大な量と内容で、完全に検事・裁判所を圧倒するものとして出されました。
 弁論では冒頭、学生運動つぶしである暴処法弾圧の本質を明らかにした上で、大学の新自由主義化と真っ向から闘い抜いている法大闘争の正義性、そして国家権力の恐怖と世界大恐慌の中で崩壊する資本主義体制そのものとの闘いであること、そして検事の「立証」ならざる「立証」の破綻と矛盾を全面的に暴露・弾劾しました。

 とりわけ重要なのは、第4回公判で宣誓を拒否した法大OBのI君の調書を持ち出して有罪を裁判所に懇願する検事に対して、違法な取り調べ・恫喝で無理矢理書かせたものであることを徹底的に明らかにし、文化連盟と全学連の組織破壊・団結破壊を目的とした政治弾圧である法大「暴処法」弾圧の本質を暴ききったということです。この最終弁論に検事は完全に茫然自失となり、傍聴人の誰もが無罪を確信しました。

 また被告団の最終意見陳述は、増井君の入構禁止看板の不当性を改めて明らかにし、法大闘争が文化連盟新委員長の武田雄飛丸君の処分撤回闘争を通じて新たな段階に入っていること、無罪戦取と弾圧粉砕の地平から全国大学に拡大していることを明らかにし、2014年決戦に被告団は総決起していくことを訴えました。

 鈴木達夫弁護団長は裁判後の総括集会で、裁判的には圧倒的に勝利していることを明らかにした上で、動労千葉がそうであったように勝負はやはり裁判の中だけでなく職場・キャンパス・街頭の闘いで決まるということ、そしていまイギリスのバリスタと呼ばれる法廷弁護士が政府による法律扶助費の削減に反対しストライキに決起していることを紹介し、弁護士が先頭に立って闘うことと猪瀬を打倒した首都・東京から巨大な闘いに決起しようと訴え、都知事選決戦への総決起を呼びかけました。

 韓国ゼネストをはじめ、世界中の労働者階級人民が「命より金」の資本主義体制に対して怒りの決起を開始しています。この闘いと連帯し、そして何よりも証拠開示を勝ち取った星野闘争と断固連帯し、無罪をもぎり取ろう! 都知事選に勝利しよう!
 次回は判決公判。2月12日(水)13:30より東京高裁で行います。是非結集をお願いします。

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