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法政大学/学生運動/斎藤いくま公式ブログ
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法大弾圧救援会

 法大当局の「情宣禁止仮処分申立」に対して裁判所が出した決定は、「200メートル以内立ち入り禁止、違反すれば100万円」という法大当局の要求をそのまま認める不当なものでした。「民主法政」とまで言われた戦後の法大の歴史においても、さらに2006年3・14弾圧以来88名の逮捕者を出してたたかわれてきたこの3年間においても、国家権力を使って路上におけるビラまきや演説や滞留までも禁じる等という人権侵害は行われたことがありません。
 学生たちは、大学における表現の自由や批判の自由、そして学生の自治と本当の大学を取り戻したいという思いで、法大当局の行ってきた学生弾圧に怒りの声をあげてきました。裁判所は、法大で闘ってきた学生たちの一体何を知っているというのでしょうか。
 「大学の営業の邪魔だから」という訴えを鵜呑みにして、たった5万円の担保と、3分間の審尋だけで結論ありきの対応をした裁判所を許せません。
 3月26日のオープンキャンパス当日には、「債務者」は「圏外」にある九段校舎に出向き、増田総長に抗議の声をあげました。それとは別の学生は、市ヶ谷キャンパスで受験生にビラを配りました。職員が出てきて「本人でなくても同じだ。これで100万円は確定だ」ということを行ってきたようです。そして、正門を閉め、参加者の高校生には決定通知書を見せてビラを取り上げるという対応をしたそうです。
 この「オープン」キャンパスによって、見学者は何を感じたでしょうか。来年の受験者数が減るようなことがあるとすれば、法大当局のこうした異様な姿に驚いてのことであるに違いありません。
 法大当局の、裁判所とも結託した反動ぶりはさらに加速すると思われます。しかし、一方でその焦りと追い詰められた様子も尋常ではありません。世界金融大恐慌情勢のなか、法大当局のやり方は、経済的にも、学生の怒りの大きさという点でも破産の重圧から逃れられないからです。
 「情宣禁止仮処分」を許さない声を広げ、法大当局を包囲していこうではありませんか。
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