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法政大学/学生運動/斎藤いくま公式ブログ
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3・14法大弾圧を許さない法大生の会

 法大当局は3月17日、東京地裁に対して「情宣活動禁止等仮処分命令申立」をおこないました。3月26日に、「法大市ヶ谷キャンパスから半径200メートル以内の近隣を徘徊または滞留し、幟、横断幕等を掲げ、ビラを撒き、演説を行い、シュプレヒコールを行う等して、債権者(法大当局)の行う業務の平穏を害する一切の行為」を「自らしてはならず、または第三者をして行わしめてはならない」さらに違反した場合、8人が連帯して法大に100万円を支払え、との決定を行えというものです。
 なにより許せないのは法大当局が述べ立てている「理由」です。
 「債権者は、…学校法人として法政大学を設置して教育、研究を行っているが、必要十分な数の学生を確保するための各種活動は大学の存立および運営にとってきわめて重要な業務であり、債権者の有する営業権の範囲に含まれる」
 「債権者においては、将来の学生候補者たる高校生やその保護者に法政大学の実情をよりよく理解して志望大学としてもらうことを目的として、キャンパスを高校生、保護者に開放し、…オープンキャンパスというイベントに特に力を入れている」「オープンキャンパスの成功が、法政大学の学生確保の成功の鍵を握っているといっても過言ではない」
「本学については、バンカラ・古い校舎・学生運動という保護者がもつ一昔前のイメージを払拭する貴重な機会である」「債務者らの活動により実際に法政大学に入ることを躊躇したり志望校変更の必要性を感じたりした受験生が存在しているように、かりに、オープンキャンパスに於いて債務者らの業務妨害等が敢行されるに至った場合、本件オープンキャンパスの目的達成が阻まれ債権者に回復しがたい甚大な損害が生じることは明らか」
 つまりは法大の金儲けの邪魔をするな、ということであり、そのためには言論や表現の自由など関係ないというのです。法大増田体制による改憲攻撃そのものであり、それを「仮処分」という形をとって裁判所にやらせようというのです。文字通りの改憲攻撃であり、道州制攻撃です。
 法大当局は「仮処分申立」に際して、06年3・14弾圧以来の私たちの活動について、特に09年2月5日から行われた法政大学入学試験における情宣活動をあげて、詳細な「報告書」や写真、様子を撮影したDVDを「証拠」として提出しました。
 これらの事実について法政大学が言っていることはすべて虚偽であり、私たちがやっていたことは、100%事実に基づいた暴露・弾劾です。法大当局・警察権力・裁判所は結託して88人の学生を不当逮捕、22人を不当起訴して長期勾留してきました。
 9人の学生に、「大学に抗議したこと」をもって不当処分を下し、150台の監視カメラを学内に設置して学生を監視、キャンパスは鉄条網で包囲されています。抗議し、ビラを配る学生に対しては教職員や警備員が暴力的に排除してきます。学生を暴力支配しているのです。恐怖政治そのものです。さらに教職員による盗撮、学内ストーカー行為が横行しています。ビラを受け取ったり、集会の様子を見たり、私たちと話す学生・学生団体への嫌がらせも公然と行われています。学生の人間関係・団結までも当局によって破壊されているのです。まさに監獄大学そのものです。
 私たちは、受験生・学生に対して法政大学のこのような現状を良く知ってもらい、ともに団結してこの現実をひっくり返そう、その中でわれわれ学生・青年が奪われてきた教育を取り戻すことができるのだ、ということを訴えてきました。私たちが問題にしているのは、目の前の現実であり、そこに現れたところの、この腐りきった資本主義社会そのものです。
 私たちの行動に対して法大当局がやってきたことは何なのか。警察権力のみならず、千代田区にまで通報してわれわれの情宣活動を暴力的に破壊しようとしたということでした。そしてそれは「破壊のための破壊」にエスカレーションし、私たちが使用していたトラメガが複数回破壊されました。ビラを受け取った受験生からはそのビラを強奪し、不当処分撤回の署名に応じる受験生に向かって「お前、そんなことしてどうなるかわかっているだろうな」などと叫ぶ職員もいました。その様子は法政大学が裁判所に証拠として提出したDVDにも記録されています。彼らは、演説を止めさせるというよりは、とにかくトラメガを破壊するために襲い掛かってきたのです。周りにいる公安警察どもは、このような法大職員の暴力・恫喝には一切口をつぐむ代わりに、私たちに対してでっち上げの逮捕をほのめかしてくるという状況です。まったく異常というほかありません。
 私たちのこのような情宣活動は、過去、毎年の入試時期に当たり前に行ってきたものです。私たちの情宣活動が、今年に限って「業務妨害」で、「回復困難な損害をこうむる」というのであれば、その内容が事実に基づいたものである以上、法政大学の自業自得という他ありません。異常な状況を作り出しているのは法政大学の職員たちであり、公安刑事どもです。
 私たちはこのような妨害に一歩も引かずに演説、ビラまきや署名集めをやり続けました。
 重要なことは、多くの受験生が私たちの呼びかけに対し、当局や公安警察の敵対・破壊を打ち破って断固として応えて合流してきたことです。もはや大学そのものが「教育」の名を騙った巨大な詐欺組織と化しています。その凶暴な本性を押し隠し、受験生や父兄をペテンにかけ、学生を「確保」しようというのです。それを「不可欠な活動」と語り、「営業権」というならそんな権利は滅んだほうがいい。しかし、受験生はそのようなペテンにだまされ、支配される存在ではないのです。
 不当処分撤回の署名は140を超えて集まりました。受験生から寄せられたメッセージは学生への不当処分や監獄大学の現実、そして現在の資本主義社会の現実に対する怒りに充ち満ちています。受験生からは次のようなメッセージが寄せられています。「大学の主人公は学生だ!!」「処分はおかしいと思います」「自由に!!」「学生の自由を返せ!!」「戦後のデモの熱を取りもどせ!」等々、学生の本来の熱気に満ちあふれています。
 私たちは06年以来、そしてここで触れている入試情宣においても、事実を暴露し、この現実を打ち破る団結を呼びかけ、多くの学生や受験生がそれに応じてきました。これが真実です。それを犯罪とし、禁止するなど、決してあってはならないし、私たちはこれからもそのために闘い続けます。
 3月24日、07年4・27「暴行」デッチあげ弾圧の被告とされた友部博文君への判決公判当日の午後に、東京地裁民事第9部で審尋が行われました。短期間にもかかわらず24人の弁護士が代理人となってくださり、当日も5名の弁護士が出廷。答弁書・陳述書では法大当局の主張を徹底的に批判・弾劾しました。
 傍聴席には総務部・小川ら法大当局の姿が見えました。私たちの友人らの傍聴は排除して法大当局のみに傍聴を許可し、「意見は聞かない。いいたいことがあるなら明日の9時までにFAXで送れ」などと言い放つ針塚裁判長。人を勝手に呼び出しておいていいたいこともいわせないとは何事でしょうか! そして法大当局の代理人に、決定に添付するための「半径200メートル」を図示した鮮明な地図を提出させるや否や3分で「閉廷」を宣言し、法廷から去ったのです。
 東京地裁は翌日に法大当局の主張をそのまま認める決定を出しました。はじめから私たちの言い分など聞くつもりなどなかったのです。断じて許せません!
 3月26日のオープンキャンパス当日、私たち8人は総長室のある九段校舎に登場(九段校舎は「半径200メートル」には入らない)し、抗議の情宣を行いました。シャッターを閉める法大当局! 労働者にビラがつぎつぎとうけとられ、高校生とも討論になりました。
 私たちは、こんな「決定」など、断じて認めることはできません。こんなやり方で、私たちの怒りや、団結を求める思いを否定し、押しつぶすことなど、絶対にできません。
 法大当局は、4・24集会当日、ふたたび「仮処分」を裁判所に出させ、集会を圧殺することを狙っています。あらゆる反動を打ち破り、法大1000人集会を爆発させていく決意です。みなさん、「営業権」をふりかざした集会圧殺策動をともに打ち破り、4・24集会を成功させていきましょう。
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