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法政大学/学生運動/斎藤いくま公式ブログ
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まずはこれを見て欲しい



これは1993年に動力炉・核燃料開発事業団(現日本原子力研究開発機構)が企画・制作した広報用ビデオ「プルトニウム物語」に出てくるプルトニウムの擬人化キャラクター、その名も「プルト君」である!

ちなみに、その「プルトニウム物語」はコチラ

可愛らしい(?)見た目とは裏腹に、言っている内容は極悪そのもの。原子力界のQBと言っても過言ではありません。

※イメージ画像はこんな感じ

曰く、「プルトニウムは青酸カリのように飲んだらすぐ死ぬという劇薬ではありません」「プルトニウムは水と一緒に飲み込まれても、ほとんど吸収されず、体の外に出てしまう」「胃や腸に入った場合も、ほとんどが排泄されて体の外に出てしまいます」「プルトニウムが原因でがんになったと断定された例はありません」等々。

このようなはらわたの煮えくりかえる、科学のカケラもない原発推進アニメとその最悪の先兵・プルト君に対して、私たちは徹底的に怒りを叩きつけたい!!
なにより、こうした原発推進者どもによる「原発は安全でクリーン」なるペテンをはぎ取り、6月11日の百万人デモを突破口に反原発の大運動を巻き起こそうと言うことを提起したい。

以下、プルト君批判。


プルト君「プルトニウムはみなさんにまるでお化けのように考えられている」
「皆さんは僕について、何かよくわからない、まるで恐ろしいってイメージを持っていらっしゃいませんか?」


「よくわからない」!?
3・11前にしても、ヒロシマ・ナガサキによってプルトニウムが危険極まりないものであるのは誰しも知っている!
「まるで恐ろしいってイメージ」!?
自分が恐ろしくないとでも思ってんのかコイツは!


プルト君「僕が戦争の道具、原子力爆弾に使われたのは、本当に残念なことでした」

まるで元々は戦争の為じゃなかったかのような言い草!!

原子力=核は徹頭徹尾、戦争の為に開発され、存在し続けているものであることは明らかだ。

核兵器のもととなる核分裂は第二次大戦中にドイツが最初に発見し研究が進められ、そしてアメリカがヒロシマ・ナガサキで初めて原爆という形で実用化したものだ。ちなみに日本も研究は行っていた。

戦争中でなければこのような研究はけっして行われはしない。

よく言われることだが、例えばある化学物質を調合して毒ができることが発見されたとしても、戦争中でなければ実際に作られることはない。
しかし戦争中であれば、人を殺す為に莫大な予算と人員をつぎ込んで研究され、使われるわけです。(マスタードガスなどがいい例です)

プルト君は言います。「でも僕だって、戦争は大嫌いです」「平和に働くことが大好きなんです」
このわざとらしい言い方自体がイラっと来ますが、重要なのは1968年採択の核拡散防止条約(NPT)への参加の是非をめぐる60年代末の外務省内の議論で、すでに日本の核武装が狙われていたことが明らかにされているということです。これは原発をつくる流れと完全に一体であることは明らかです。

1953年米アイゼンハワー大統領の「核の平和利用」演説こそ、核兵器を認めさせる為の方便であり、原発はそのために推進されてきたのです。


プルト君「ノーベルが発明したダイナマイトだって危険だけど、人類の役に立っているでしょ」「僕もそうなりたいし、なれるんです」

ダイナマイトは放射性物質をばらまかねーよ!!


プルト君「みなさんとのおつきあいがまだ浅いせいか、ぼくにはどうも悪い噂があって、よく知られてないことが多いようです」

とりあえず、その手を離せ!


プルト君「まず第一の誤解は、10キログラムぐらいのプルトニウムがあれば、原子爆弾は簡単に作れるという噂です」「そこで悪者がいて、原子爆弾を作ったりしたら、大変だと思われるようになったのです。」「一体本当にそんなことができるのでしょうか」「原子爆弾には、純度93%以上のプルトニウムが使われていると言われています」「一般の原子炉に使われているプルトニウムに使われている純度は、せいぜい70%ぐらいですから、これで原子爆弾をつくるのは非常に困難です」

非常に困難などでは断じてない!
そもそも原発に限定しているのがペテンそのものだ!
福井県敦賀市にある高速増殖炉「もんじゅ」は、純度98%の高純度プルトニウムが生成されると言われている!
しかも「もんじゅ」は建設費に2兆4000億円、維持費に年間5000億円をかけており、まさしく核武装の為だからこそこれだけ莫大な金をかけているのである。
そして悪者とは東電役員と歴代の自民党、民主党である。


プルト君「仮に、これを原料に爆弾を作るにしても、それには相当に高い技術と、大がかりな設備などが必要であると言われています」

まさしくそれを持っている国家と東電資本が作ろうとしているってことだろ!


プルト君「僕についての第二の誤解は、僕が猛毒でしかもガンの原因になるというのです」「プルトニウムは、例えば青酸カリのように、飲んだらすぐというような劇薬ではありません」「僕が毒だと言われるのは、主として僕が出すα線のためです」「プルトニウムは皮膚にふれた場合でも、そこから吸収されることはありません」「飲み込まれて胃や腸に入った場合も、ほとんどが排泄されて体の外に出てしまいます」「また、吸い込まれた場合、一部は吐く息と一緒にはき出されますが、場合によっては肺に入り込んだものが骨・肝臓などに移り、長い間にわたってα線を出し続けます」「プルトニウムは血液の中に入れないこと、それから吸い込まないことが最も大切です」

そのα線が白血球を破壊し、ガンや白血病の原因になるんだろうが!!
「ほとんどが排出される」とか言うが、少量でも危険だという肝心なところがまったくぼやかされている!!
だいたい何が「安全」か!!
聞いてるだけでも危険きわまりないものでしかないことは明らかだ!


プルト君「人間の体の中に入った場合の影響については、これまでにプルトニウムが原因でガンになったと断定された例がない為、動物実験のデータをもとに推定されています」「プルトニウムが原因でガンになったと断定された例は全くありません」

断定してないだけだろ!隠蔽そのものだ!
ヒロシマやチェルノブイリでガンが急増したのは、統計的に見ても明らかではないか!


プルト君「僕の取り扱いについては、厳しい基準が作られていて、これに基づくきちんとした管理が行われているんです」「ですから、僕が人体に影響を与えることは考えられません」

東海村JCO臨界事故からして「きちんとした管理」など行われていないのは明らか!
ましてや今回は絶対来ると言われていた津波を想定してないばかりか、普通に停止させた浜岡原発ですら事故を起こしている始末ではないか!
「人体に影響を与えることは考えられません」!?
思考停止どころの話じゃあないぞ!!


プルト君「万一水と一緒に飲みこまれてしまっても、胃や腸からはほとんど吸収されず、体の外に出てしまいます」「でも、僕の危険性だけが強調され、脅しの手段に使われることがあります」「なぜ僕を脅しの手段に使うのでしょうか」「それは一般に僕についての正しい知識が不足していて、原子爆弾やら放射能やら、恐ろしげなイメージだけが先に立ってしまうからなんです」「それが作り物のお化けのようなものだとわかれば、誰も僕を脅しの道具に使ったりはしなくなるでしょう」

脅しじゃなくて、事実危険だろ!


プルト君「一体僕は、人間の素晴らしい知恵でコントロールできないほど、危険なものなのでしょうか?」

当たり前だ!!できてないだろ!!


プルト君「プルトニウムは今進められている新しい型の原子炉で使うのが一番効率がよいのです」「この新型原子炉では、天然のウラン資源を今までの何十倍にもして使えるんです」

実用前に事故ばかり起こしている「もんじゅ」!!
なにが「効率がいい」だ!!


プルト君「このことは人間のエネルギーの未来を明るい希望に満ちたものにしてくれます」

放射能まみれの、暗い絶望以外のなにものでもない!!
繰り返すが、その手を離せ!!


プルト君「みなさん、僕はお化けではありません」「僕の本当の姿を見てください」

ええ、よく見ましたとも!!
人間とは相容れない存在だということがハッキリとわかるぐらい!!

結論:プルト君による許し難いデマ宣伝を粉砕し、核と原発を即時廃止しよう!!
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