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法政大学/学生運動/斎藤いくま公式ブログ
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秋葉原事件の一切の責任は、青年を食い物にしてきた日研総業とトヨタグループ・関東自動車工業にある!
 8日、25歳の青年労働者が秋葉原の歩行者天国で7人の労働者・学生を殺害するという衝撃的な事件が起きた。警察の取り調べに「世の中が嫌になった。生活に疲れてやった」と話しているという。
 マスコミは、彼が派遣で希望も誇りも奪われてきたことに言及しながら、結局は事件の責任を彼の自己責任であり、「身勝手」だと書き立てている。
 ふざけるんじゃない! われわれと同じ若干20代の青年労働者が、人生の希望も誇りもすべて奪われなければならなかったのは、いったいだれのせいなのか? 自殺をはかったり、同じ労働者・学生に刃を向けなければならなかったのは、だれのせいなのか? 一切の責任は、人間を使い捨てのモノのように売買・酷使し、あくどく儲けてきた派遣や自動車の資本家連中ではないか!

青年労働者をとことん搾取し、誇りも未来も奪ってボロ儲けしてきたトヨタ
 彼は、人材派遣会社・日研総業に登録し、トヨタグループ・関東自動車工業の東富士工場(静岡県裾野市)に派遣され働いていた。仕事は、次々にラインに流れてくる車部品の塗装を延々と目で点検するという気の遠くなるような単調作業だ。それを月曜~金曜、午前6時半~午後3時5分の日勤と午後3時20分~同11時15分の夜勤を1週間ごとに入れ替えて働いていた。
 労働者としての誇りなんてまったく持てない。ただラインを止めないためのロボットとして、仲間との団結も人間性もとことん奪われる。しかも、社会保険など将来の保障も展望も何もないこんな仕事が、いったい何年つづけられるというのか? これこそトヨタ経常利益2兆円のボロ儲けの裏で、2000万青年が使い捨てにされてきた現実そのものではないか?
 実際、今回の事件も、工場の大クビ切り計画が彼を最後的に追いつめた。工場側の説明でも派遣社員200人を50人に減らすという大クビ切りが計画され、彼自身、事件の9日前には職場の現場責任者から、解雇の見通しを通告されていた。マスコミは、その後彼が雇用継続になったという会社側の弁明を擁護しているが、ふざけるなということだ! 3月までの契約期限など口先一つで反故にし、計画即解雇を通告している。この労働者を人とも思わないような解雇の現実こそ、彼を絶望に追いやった一切の原因ではないか!
 彼は解雇が通告されたのち、同僚に「会社に切られたら、次はどうしたらいいんだ」と話したり、作業中に「ふざけるな!」と叫んだりしていたという。「お前らが首切っておいて、人が足りないから来いだと? おかしいだろ」とも言っている。これ自体、まったく正当な怒りだ!

死すべきは資本主義! 労働者・学生は、団結して資本・権力と闘おう!
 しかし、今回の事件は本当に痛苦にたえない。最もくやしいのは、彼のまったく正当な怒りが、本来の敵=資本の支配ではなく、同じ労働者・学生に向かい、7人もの殺害事件となったことだ。職場に闘う労働組合があり、彼が団結して闘えたなら、絶対にこんな事件にはならなかった。あくどい日研やトヨタ資本にこそ、怒りのストライキをたたきつけられたはずだ。
 彼はサイト掲示板に「高校出てから8年、負けっぱなしの人生」「悪いのは俺なんだね」「勝ち組はみんな死んでしまえ」と書いていた。資本家は、労働者を支配し、こき使うために、労働者を「勝ち組・負け組」「正規・非正規」「日本人・外国人」と分断し、競争させる。労働力商品として労働者から徹底して誇りを奪い、奴隷にすることでしか生きられないのが資本なのだ。ふざけるな! 死すべきは労働者ではない! 労働者に寄生し、労働者を殺しながら生きてきた資本主義だ!
 韓国・東亜日報の徐永娥・東京支局長は、「長く生きても希望や展望をもてない若い人が多いのでは。派遣社員が増えて隣で働く人とのつながりも薄れ、団結して闘う相手もみえにくくなっている」と事件の背景を語っている。
 今、労働者・学生に必要なのは、真の敵である資本・権力に怒りを爆発させ、団結して闘うことだ。奴隷の鎖を引きちぎり、ひとり一人が社会を変える決定的存在だという誇りと団結をとりもどすことだ。

団結の拡大こそ勝利! 授業を拒否し、38人のように闘おう!
 5・29法大デモは、まさにそういう闘いだった!
 東富士工場の現実は法政大学の現実そのものだ。授業は団結のためではなく、とことん学生を分断・競争させ、誇りを奪い、ひとり一人の存在を資本の奴隷として低めるために行われる。当局や社会にちょっとでも怒りを見せれば、親をよびだされ、処分・弾圧で見せしめにされ、正体不明のジャージ軍団から殴る蹴るの暴行を受ける。
 ところが、5・29学内デモに立った学生は、この現実に対し、とことん敵をはっきりさせ、仲間を裏切らない学生の団結をとことん信頼して立ち上がった。「死すべきは資本主義だ!」とはっきりさせ、「学生は団結しよう! 労働者と革命やろう!」と立ち上がった。それが、「サミット粉砕!処分撤回!」という5・29デモのスローガンだった。そうして38人は、ついにこの閉塞された支配を突き破ってキャンパスを解放したのだ。38人の団結は、大弾圧をぶちやぶり、文化連盟の闘いとして拡大している! この団結の強化・拡大こそが勝利なのだ!
 韓国、法政大学、東富士工場…。今や末期的な資本主義=新自由主義の支配が崩壊し、労働者・学生の怒りが、あらゆる職場・キャンパスで、世界中で爆発し始めた! このことに最も恐怖しているのがG8の資本家連中だ! 彼らは労働者が団結し、資本主義打倒の革命に立ち上がることにとことん恐怖している。
 38人のように闘おう! 6・29渋谷デモで世界の労働者と団結しよう! すべての学生は革命の団結に生きよう!
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