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法政大学/学生運動/斎藤いくま公式ブログ
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 ビラを受け取ってくれてありがとうございます。僕は今年4月に入学した新入生ですが、この2ヶ月の間に連日の署名運動や4・23-5・28デモ、そして同じ新入生への「学生証チェック」を目撃し、大変驚きました。そして同時に、一連の出来事の中心というか、大学側のいういわゆる「政治的、暴力的、カルト的、外部集団」である門前の人たちに興味がわき、話を聞かせてもらうようになりました。
 このビラに僕の文が載っているのは、その過程で彼らに「自分たちの話を聞いて、君が感じたことや意見を書いてみてはどうか?」と勧められ、下手な文章力にもかかわらず、安直に引き受けてしまった結果です。なので箇条書きに近い形になりますが、彼らの話を聞いて感じたことをいくつか書いていきたいと思います。
 まず、彼らが大学のいうような「暴力集団」や「カルト」とは思えませんでした。まぁこれは、中心メンバーの全員が氏名を公開し、門前で堂々とそれと分かるタスキを付け、ビラを配ってるようなカルトがあるかってだけの話です。「外部団体」という扱いについても、各所から応援の学生は来てますが、中心メンバーは法大の退学処分者たちか法大現役生で、処分撤回の会議からデモの企画会議まで、本人たちのあらゆる活動は、すべて部外者が見てくれて構わないということでした。
 また大学側が盛んに使う「暴力的」という表現ですがこれも可笑しな話で、youtubeで「法政」と検索して出てくるのは偽装職員(ジャージ部隊)による彼らへの暴行や、ストーキング行為の動画です。今年に入っても、チラシを受け取った新入生がジャージ部隊に腕を押さえられ、強制的にビデオ撮影されるという事件がありました。「どちらが暴力的か?」と言われれば、暴力的なのはむしろ大学当局の方であると思います。
 次に彼らの主張ですが、とにかく学生としてすごく真っ当な主張だと感じました。彼らの主張はチラシ配りや立て看板、演説の自由、学生による自治や、学費の無駄使いを止めろ、等々…。これらはすべて、全学生の利害にそったモノだと思いますし、それを要求しデモをしただけで逮捕、退学させられた彼らが復学を要求するのもまた当然だと思います。
 ただ大学をめぐる問題、なぜこうなったのかという原因については、彼らはそれを資本主義、新自由主義の欠陥に求めていて、そこが左翼的ではあります。ですが、それは運動体として討議の末に決めた公式的見解であり、個人レベルでは実際様々な意見を持つ人たちがいて、決して思想的に一枚岩な集団ではありません。純粋に学園レベルの話では、学生として誰もが「大学当局ナンセンス!」の声をあげていて、だかこらこそその前提を踏まえた上で、学生が右寄りから左寄りの立場まで自由に政治的な議論ができるという稀有な場を、彼らは見せてくれました。
 以上が僕の感じたところなんですが、ここまで書いて、ではなぜ「こんな真っ当に抗議をしてる彼らがあんな対応を受けてるのか?」といわれると、僕はやはり、彼らが真っ当に抗議をしているからだと思います。
 彼らが昨今の大学の営利化方針、それに伴う各種の規制に真っ向から反対し、それに見合う説得力のある論理を練り上げてきたからだと思います。だからこそ大学は物理的、精神的な暴力行為(暴行、ストーキング、無断ビデオ撮影、多人数による恫喝)や、空間支配的なキャンパスの改造(学生会館取り壊し、デモ時の広場閉鎖)をもってしか彼らに対処できなかったんじゃないか。
 みなさんの中には彼らの演説がうるさいだとか、デモが邪魔だとか、そんな連中がいるから規制が厳しくなったんだと言われる人もいるとは思いますが、そもそも対話の場を蹴ったのは大学だということを忘れないで下さい。その上で演説だって、彼らは休み時間中にしかやらないし、デモだって学生を最大限配慮して実行しています(もっとも大学側の物理的な対応による要素が大きいので限界がありますが)。
 そして大学側の規制の強化についても、コレは昨今の大学の根本的な方針によるものであって、他の私大における規制強化を見ても分かる通り、彼らがいようがいまいが、必ず進んでいたコトです。
 彼らを「カルト集団」としてレッテルを貼ることによる異様に強圧的な大学側の対応は、むしろ彼らがギリギリのラインで規制乱発を(飲酒とかね)抑止し、唯一大学当局との闘いもいとわないで、全学生の普遍的利害を代弁し続けている証明なのではないでしょうか?
 本当にアレな主張をしてるカルトな人たちなら、デモやチラシなんて放っておいても、誰にも影響力を持たないでしょうし。
 だから僕は、ぜひみなさんに彼らの話をもっともっと聞いて欲しいと思います。聞けば分かる問題だし、聞くだけで前進する問題なんです。力によって押さえつけるしかできない大学側が、もっとも恐れているのは「話だけでも聞いてみようか」という中間層の増大なんですから。
 そして聞いた上で、出来たら「斎藤君と倉岡さんへの処分撤廃を求める署名」もしてほしいです。これだけの人間が、彼らの話を聞いているんだぞという証拠を、大学当局に突きつけてやりましょう!

→1年生のアピールに応え、すべての法大生のみなさんに、不当処分撤回~法 大解放に向けて「団結してともに闘おう!」と訴えます!
→学生から政治と自由を奪い、金もうけの対象へとおとしめ、誇りを奪う新自 由主義大学に対して法大生が最先頭で声をあげよう! 鳩山政権打倒の原動力 となった、「解雇撤回!」の闘いを24年間貫く動労千葉(国鉄千葉動力車労働組 合)とともに、6・13大集会に集まろう!
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