法政大学/学生運動/斎藤いくま公式ブログ
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京大同学会中執ブログより転載
11月2日、「戦争と民営化の安部政権を倒せ」と訴える東京のデモにおける学生3名(うち京大生2名)の逮捕事件と、同月4日に本学にて発生した「京大公安摘発事件」について、同学会中央執行委員会としての見解を以下に示す。
一連の事件は、戦争を推し進める安倍政権下で起きた大学自治の侵害であり、学生弾圧事件である。
世界的な戦争情勢の加速に合わせ、安倍政権は集団的自衛権の行使容認を閣議決定し、関連法案の制定を画策している。一方、文科省では「経済的徴兵制」についての議論がなされ、防衛省は大学へ共同研究の圧力をかけ、大学では「グローバル人材」育成に向けた管理教育の強化が始まるなど、学生の日常は国際競争と戦争へ駆り立たせられ始めている。
このような情勢に対して、同学会中央執行委員会は10月15日「この国のために死んでたまるか!京大集会」を開催し、学生に「大学の戦争協力阻止、安倍政権打倒」を掲げ団結して闘うことを呼びかけた。また、同月21日には東京で他大学の学生とともに「国際反戦デー行動」を呼びかけ、労働組合とも連帯して反戦運動に取り組んだ。
今回摘発された公安警察官は、10月初旬ころから京大構内を徘徊し、同学会の活動を諜報しているところを何度も捕捉されていた。逮捕された京大生2名に関する情報も、当警察官により収集されたことは疑う余地がない。
戦前、「京都学連事件」によって始まった京都帝国大学における思想弾圧は、最後には4,400名の学徒出陣、200名の戦死に行き着いた。これを真剣に反省し、学生自治会など学内の団結組織が国家権力の不当な介入と絶えず闘い守ってきたのが京都大学の自治である。
今回、学生が大学構内で公安警察に日常的に監視され、政権を批判して逮捕された。大学の構成員が弾圧の恐怖に縛られ自由な発言ができなくなったとき、大学の自治は破壊され、戦争に協力させられることになる。
同学会中央執行委員会は大学の自治の解体、学生自治活動への弾圧を許さない。さらに、大学のみならず、規制緩和と非正規化によって労働組合の弱体化を進める安倍政権に対し、断固として闘う。この立場をすべての京大生に提起し、真の全学自治会としての同学会を復権させる決意である。
以下、3点提起し、この立場から11.12全学緊急抗議行動を呼びかける。
一つ、11月4日京大公安摘発事件について、京都府警はただちに謝罪すべきである
一つ、11月2日に逮捕された、京大生2名を含む3名をただちに釈放すべきである
一つ、京都大学当局は今回の一連の事件を大学自治の侵害の問題として捉え、山極寿一総長の責任で声明を出すべきである
声明
京都大学全学自治会同学会中央執行委員会
2014年11月9日
2014年11月9日
11月2日、「戦争と民営化の安部政権を倒せ」と訴える東京のデモにおける学生3名(うち京大生2名)の逮捕事件と、同月4日に本学にて発生した「京大公安摘発事件」について、同学会中央執行委員会としての見解を以下に示す。
一連の事件は、戦争を推し進める安倍政権下で起きた大学自治の侵害であり、学生弾圧事件である。
世界的な戦争情勢の加速に合わせ、安倍政権は集団的自衛権の行使容認を閣議決定し、関連法案の制定を画策している。一方、文科省では「経済的徴兵制」についての議論がなされ、防衛省は大学へ共同研究の圧力をかけ、大学では「グローバル人材」育成に向けた管理教育の強化が始まるなど、学生の日常は国際競争と戦争へ駆り立たせられ始めている。
このような情勢に対して、同学会中央執行委員会は10月15日「この国のために死んでたまるか!京大集会」を開催し、学生に「大学の戦争協力阻止、安倍政権打倒」を掲げ団結して闘うことを呼びかけた。また、同月21日には東京で他大学の学生とともに「国際反戦デー行動」を呼びかけ、労働組合とも連帯して反戦運動に取り組んだ。
今回摘発された公安警察官は、10月初旬ころから京大構内を徘徊し、同学会の活動を諜報しているところを何度も捕捉されていた。逮捕された京大生2名に関する情報も、当警察官により収集されたことは疑う余地がない。
戦前、「京都学連事件」によって始まった京都帝国大学における思想弾圧は、最後には4,400名の学徒出陣、200名の戦死に行き着いた。これを真剣に反省し、学生自治会など学内の団結組織が国家権力の不当な介入と絶えず闘い守ってきたのが京都大学の自治である。
今回、学生が大学構内で公安警察に日常的に監視され、政権を批判して逮捕された。大学の構成員が弾圧の恐怖に縛られ自由な発言ができなくなったとき、大学の自治は破壊され、戦争に協力させられることになる。
同学会中央執行委員会は大学の自治の解体、学生自治活動への弾圧を許さない。さらに、大学のみならず、規制緩和と非正規化によって労働組合の弱体化を進める安倍政権に対し、断固として闘う。この立場をすべての京大生に提起し、真の全学自治会としての同学会を復権させる決意である。
以下、3点提起し、この立場から11.12全学緊急抗議行動を呼びかける。
一つ、11月4日京大公安摘発事件について、京都府警はただちに謝罪すべきである
一つ、11月2日に逮捕された、京大生2名を含む3名をただちに釈放すべきである
一つ、京都大学当局は今回の一連の事件を大学自治の侵害の問題として捉え、山極寿一総長の責任で声明を出すべきである
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