今こそ原発をとめる時!!高円寺15000人デモに続き､ ４月22日は法大-東電デモへ

　学生のみなさん、労働者市民のみなさん。私たちは、今週金曜日(22日)の｢原発の即時廃止!｣を掲げた法大デモと東電デモへの参加を呼びかけます。署名を提出しよう。ともに声をあげよう。行動を開始しよう。

◆今こそ私たち青年･学生が行動しよう!

　たしかに、私たち学生は昨日までおとなしくさせられてきました。だが、今日からは違います。日本でも、学生と青年がすごい勢いで行動を開始しています。４月10日の杉並・高円寺で行われた反原発デモには、何と１万５千人が集まりました。そして街頭を｢解放区｣にし、原発への怒りのエネルギーが爆発しました。被災地・仙台からも、学生が怒りの行動を開始しました。今こそ学生が、万の規模で行動を始める時です！ デモで私たちの怒りと意志を示そう！

◆｢６～９カ月で収束｣は全くのデタラメ

　原発事故がもたらしている現実は、絶対に許すことができない！ もう我慢がならない！ 菅政権と東電がマスコミを使って垂れ流す｢６～９カ月で放射能の拡散は収束｣という大宣伝。こんなものはまったくのデタラメだ！ 原子力｢安全神話｣をまき散らしてきた御用学者ですら｢実現にはバリア(障壁)がある｣(斑目・東大教授、原子力安全委員会委員長)と率直に認めているように、実際は収拾のメドはまったく立っていません。放射能汚染の被害がこれから何十年(何百年)にわたって拡大していくことは、旧ソ連・チェルノブイリ原発事故を見れば明らかです。
　政府・東電がこのようなデマ宣伝をまき散らす理由は何でしょうか？ 理由の一つは、福島を始め被災地の怒りの爆発を圧殺するためです。放射能汚染で家を追われた村や町から、住民の怒りが爆発している―｢おれの町を返せ！｣｢生きがいを奪われた｣。避難地域では、お年寄りが自ら命を絶つ事態まで起きた。原発によって命が奪われているのだ！

◆｢あくまで原発推進｣が菅の本音だ

　理由の二つめは、政府・財界がどこまでも原発政策を継続しようとしているということです。｢東電のモラルの高さは世界最高。頭が下がる｣(日本経団連会長・米倉)、｢日本が電力の生産を原子力に頼るという状況から抜け出すわけにはいかない｣(経済財政担当相・与謝野)、さらには、日本がヨルダンに原発プラントを輸出する協定が13日に国会で可決され、｢安全対策を高める中で、世界の信頼も得られる｣(海江田経産相)とうそぶいています。｢陳謝｣や｢遺憾｣を繰り返す支配者たちは、実は反省などひとかけらもしていません。むしろ、今回の最悪の原発事故をも完全に開き直り、デマ情報で私たちをだまし、原発建設推進に拍車をかけていることが明らかになってきています。そうやって、政治家と資本家はさらなる莫大な原発利権をむさぼろうとしている！
　同時に彼らは、｢復興｣の名で消費税３％値上げや電力料金値上げ、数百万規模の大首切りを強行しようとしています。こんな連中の下で私たちは生きることなどできない！ やつらの好き勝手されてたまるか！ 生きさせろ！ 怒りの行動に立とう！ 社会のあり方をひっくり返そう！

◆法大から大学の腐敗を吹き飛ばそう!

　電力を売ってボロ儲けし、年収７億で豪邸を建てる東電役員と大学は教授は何ら変わらりません。本来、学生のものであり、社会全体のためにある大学が金儲けの手段となり、学費がつり上げられてきました。｢教授｣や理事会が、金集めのために大学を腐敗・変質させてきました。それが一方では原発推進の御用学者を生み出し、他方では、学生が政治や社会について考えることがタブーとされるようなキャンパスの現状を生み出してきました。
　法政大はその最たるものです。増田総長は、反原発で立ち上がる倉岡雅美さんに無期停学処分を下しました。大学は誰のものなのか？ 根本から問い直さねばならない！

◆学生の行動で世界を変える時!

　学生は、こんなあり方に絶対反対です。法大から行動に立ち上がろう！ 学生が団結して行動すれば、どれほどの力があるか。高円寺の反原発デモの１万５千人のほとんどが若者、学生です。この力があれば｢大学の決定だ｣と学生の意志を押しつぶして処分し、サークルの新歓すら破壊してきた法大当局の支配など一瞬にして吹き飛ばせる！ エジプトでは青年・学生が行動に立ち上がり、この社会を変え革命はできると示しました。エジプトのように社会を変えよう！ すべての学生は、22日の法大・東電デモに仲間を誘って総決起しよう！ 署名を東電に叩きつけます。反原発署名を全力で集めて、デモに持ってきてください!!

【４月22日の行動要項】

◆法政大学(総長室)包囲デモ
　　正午に東郷公園(千代田区三番町18)に集合
　　　→12時半に法大･市ヶ谷キャンパスへデモ出発

◆東京電力本社へ抗議デモ
　　14時半に日比谷公園･霞門に集合
　　　→14時45分に東電本社～銀座方面へデモ出発

◆東電へ署名提出(申し入れ)
　　デモ終了後、東京電力本社(千代田区内幸町１-　１-３)へ、全国から集まった反原発署名の第一次　提出行動と原発廃止の申し入れを行います。