三里塚現地闘争報告！

今、三里塚は緊迫した状況にあります。第三誘導路建設に向け、2月7日の早朝にも切り回し道路の切り替えが行われようとしています。
すでに切り回し道路の工事は終了しており、フェンスを取り外せばいつでも道路を切り替え、旧小見川県道のトンネル建設が可能な状況です。
さらに、小見川県道についても1月31日の緊急抗議闘争の日と様子が一変しています。中央分離帯にはフェンスが取り付けられており工事がさらに進められていました。この一連の工事は地域住民を無視して一方的に進められており、許すことのできない工事です。
何より市東さん宅の軒先工事を絶対に許してはなりません。市東さんの畑を空港内に囲い込み、工事による騒音で営農を破壊する暴挙を絶対に阻止する決意です。
この間の闘争過程ではっきりしていることは、この緊迫した状況の中で追いつめられているのは私たちではなく、空港会社の側だということです。当初１月中に予定されていた道路の切り替えはできていません。反対同盟と全学連の闘いが工事を阻止し、計画の破産を突きつけているのです。
今日も緊迫した状況の中で、農作業を行いました。全学連も援農を行いました。朝から萩原さんの畑で里芋を掘り起こし、そら豆の畑の周辺の雑草抜きを行いました。援農を行うことで反対同盟の方々と団結を固めました。こうして日々、ゆるぎなく、農作業を行うことそのものが空港会社を追い詰めています。午後には監視を行いました。
また、東峰神社、開拓道路にも今回はじめて行くことができました。実際に目でみることで、いかに成田空港が破産しているか、いかに誘導路建設を含め危険極まる空港かということを実感しました。
現在の闘争は朝鮮侵略戦争が行われている中で、意義が深まっています。菅政権はこれへの参戦を狙っています。とりわけ三里塚闘争つぶしに全力をかけてきています。成田軍事空港は朝鮮有事の際に50万の米兵受け入れ・兵站拠点となる空港です。これを阻止する闘いが今、三里塚で行われているのです。三里塚闘争は日本において、朝鮮侵略戦争を阻止している反戦闘争の最前線です。
空港会社が建設を進めようとすればするほど、その理不尽なやりかたが人民の怒りをかき立て、自らを追いつめています。45年間の闘いが勝利できる地平を切り開いています。私たち学生が三里塚へ駆けつけることで軍事空港建設は絶対に阻止することができる。今こそ学生は反戦の砦＝三里塚闘争にかけつけよう。3.20渋谷反戦デモと3.27三里塚全国集会を一体のものとして爆発させましょう。