法政大学/学生運動/斎藤いくま公式ブログ
前進速報版より転載



 10月27日、京都大学で戦争反対を訴える新自由主義下での初のバリケードストライキが敢行された。京都大学同学会中央執行委員会(作部羊平委員長)の呼びかけのもと、午前6時から正午まで京大吉田キャンパス吉田南1号館(1共)の出入り口は京大生の手で封鎖され、ここでの1、2限の授業は粉砕された。
 午前8時すぎ、封鎖された1共を見て肝をつぶした京大当局が、村中孝史教授(国際高等教育院長)を先頭に教職員十数人で現れ、バリケードの撤去を要求してきた。「業務妨害だ。正常な業務をさせろ」「お前たちは犯罪者だ」などとわめく村中らに対し、同学会執行部は「ふざけるな。公安が侵入する大学が『正常な大学』なのか!」「当局は学生の申し入れに一度でも答えたことがあったか!」と徹底弾劾、当局のスト破壊策動を敢然と撃退した。
 国内外から多くのマスメディアが駆けつけ、京大生の闘いに注目した。早くも昼のテレビニュースは、バリケードを背に演説する作部委員長らを映して「反戦をアピールする学生が建物を封鎖」と報道。さらにビラやネット情報などで知らせを聞いた、ともに闘う多くの京大生が続々と吉田南構内に結集した。
 そして1、2限のスト貫徹を確認し、正午から学内集会が行われた。作部委員長が「バリストを貫徹し、学生が決断すればストはできることを示した!」と勝利宣言を発し、続いて東北大、法政大、広島大、沖縄大など全国の大学から駆けつけた学生が次々にアピールした。
 また京大のOBや大阪市職員労働組合の青年労働者、動労西日本の組合員など、応援に駆けつけた労働者も次々とマイクをとって京大反戦スト貫徹の感動を共有した。
 集会後、3限の授業時間に入っても多くの学生がその場に残り、同学会執行部と真剣に議論を交わした。
●次は全国大学でストやろう
 「なぜわれわれはバリケードを築いたか。9月19日に強行採決ー成立した戦争法をもって、安倍政権が侵略戦争に乗り出そうとしている。すでに10月22日の日韓防衛相会談で中谷防衛相は『自衛隊は韓国政府の合意なしに北朝鮮で活動する』意思を示し、独自に北朝鮮を侵略する構えだ。朝鮮半島をめぐって大国が全面衝突する第3次世界大戦の火ぶたが切られようとしている。この中で、未来を語る大学が無風であっていいのか。私たちは黙って授業を受けているだけでいいのか!?」「京大当局は戦争反対の立場を示すことを拒否し続けた。他方で、キャンパスへの公安刑事の侵入、学生へのデッチあげ逮捕に対し、山極寿一総長は『今後は学内での捜査には協力したい』『(学生・教職員の活動は)世間を騒がせるものであってはならない』と言い放った。学生から『黙って授業を受ける』以外の選択肢を奪い、警察権力をも導入して反戦運動をたたきつぶすということだ」「『大学の主体は学生』、その意志と力を示すのが今回のストライキだ。すべてのみなさん、ともにこのバリストを守り抜き、ここを起点に、本当に戦争を止める国際連帯とゼネストをつくり出そう!」(同学会中央執行委員会発行のビラより)
 まさに10・27京大ストは、新自由主義大学=京大・山極総長体制の正体を暴き出し、その対極で学生の持つ力と可能性を満天下に示した。
 同学会中執は11・1労働者集会への結集を全京大生に訴え、さらに次は全学ストをやろうと呼びかけている。多くの学生の間で真剣な討論が始まっている。今回、1共を封鎖したバリケードが、次は京大の全講義棟を封鎖する全学ストへ、さらには新自由主義大学に対する全国300万学生の「反逆のバリケード」へ発展していくことは不可避だ。10・27はその突破口を開く歴史的闘争として成功した。
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