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法政大学/学生運動/斎藤いくま公式ブログ
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首都圏の学生もいま救援のため仙台に駆けつけています!!
その報告です。

●「死者が1万人をこえる」「これだけ集中的に人が死んだのは第二次世界大戦以来」と言われる中で、仙台市中心部は異常に「静か」です。しかし、それは表層のみです。車で30~1時間の北部と南部には壊滅的被害地域があります。一方で、みなが「まずは自分が生きることで精一杯」と備蓄物資を消費しているため、他方で、国家権力が事実上の「戒厳令状態」で北部と南部へのあらゆる交通を遮断しているため(津波直撃の若林区には車で15分で行けるのに)、だからです。

●次に、ライフライン・インフラ事情です。これはもう、重大被災地域では深刻化していますが、2~3日たてば100万都市の仙台でも大問題になります。ライフラインは、電気→水の順番で仙台駅から同心円的に復旧されつつありますが、逆に仙台市以外はよく分かりません。また、ガス復旧は大幅に遅れるため、風呂もいずれ問題化してきそうです。今はみんなそれどころではありませんが。

●次に、コンビニとスーパーの食糧は明日でなくなるでしょう。現時点で、ほとんどの店は閉店か、棚は空です。物流事情はどうなっているのでしょうか? みながよく分からず、(パニックにはまだなっていませんが)とにかく必死で食糧を買い占めています。あと、おむつや生理用品なども絶対的に欠乏してきそうです。何かと後回しにされる部類のものですから。

●ガソリンも、今日の時点で民衆には渡らなくなりました。明日からは車の量も減ってくるでしょう。市中心部のガソリンスタンド周辺は大混雑で、「3時間待ち」のような感じです。

●総じて、ガソリン・食糧・必要生活物資問題は、今は備蓄分を食いつぶしたり、また、地域や団地で自主的・主体的炊き出しがかなり積極的に行われていて、それが「無政府・無権力状態」の中で、かろうじて「秩序」が維持されている要因でしょうが、それもモノがあるかぎりにおいてです。「食わせろ!」「モノよこせ!」「資本は蓄蔵物資を放出せよ!」という怒りが爆発してくるのは不可避です、今でも、仙台市以外では暴動になってもおかしくないくらいの状況ではないかと思います。

●次に、死体問題。これも今日明日で腐敗が進むこともあり、大問題になります。「死人は10万規模じゃないか」という噂も流れており、ストレートに埋葬・火葬・消毒・疫病問題です。基本は、死体はすべて放置されているのではないでしょうか。「グランディ21を仮の死体置場にする」とも言われています。

●仙台への交通について。車なら、新潟を経由すれば、12時間くらいで比較的問題なく行けます。ただ、新潟から先(山形・宮城)にガソリンはありません。国道4号線の福島ルートがどうなるか、次第です。

●明日(14日)から月曜で、「仕事が始まる」のですが、具体的にどうなるのかはまだよく分かりません。宮城は生産活動や商品経済は事実上ストップしてますので。ただ、はっきりしていることは、大クビキリ攻撃は不可避だということです。

●他方、下水道・上水道関係の東京や新潟の救援の自治体関係車両をよく見かけます。それは一方で自治労本部の屈服による強制動員という面と、他方で、その中でも自治体の労働者階級の団結と創意工夫・主体性でソヴェト的に支援活動が行われているという、両面あると思います。

●総じて、問題はこれからです。今はまだまだ入口の段階です。直後的に全力で対応しつつ、数ヶ月~1年がかりの構えが必要です。
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